北海道で「病気の子どもと家族が安心して過ごせる場所」をつくろうと奔走している人がいます。 弊社アット代表・運上昌洋さんの妻であり、さっぽろこどもホスピス推進協議会代表の運上佳江さんです。2026/7/17付の読売新聞に記事が掲載されたので、ご紹介させていただきます。
佳江さんは薬剤師として、そしてご自身の重度障害を抱える娘さんたちの看護に関わる中で、病気の子どもと家族が抱える“見えない負担”を何度も目にしてきました。
🩺 病児と家族が抱える現実
記事の中で佳江さんは、こんな場面を語っています。
「病床脇に狭い仮設ベッドを置いて付き添う母親。 つらい検査を終えた後に食べるアイスを楽しみにしていた女の子。」
中学生くらいの小児がんの女の子。 その母親は疲れ切り、思わず受験生なのに勉強に身が入らない兄のことを「逆だったらよかったのに」と口にしてしまう。 その言葉に佳江さんは驚きながらも、責める気にはなれなかったと言います。
「本当に疲れているんだな、と悲しくなった。」
長期の付き添い入院は、親の心身をすり減らします。 食事はコンビニのカップ麺、風呂にも入れず、泣きたくても大部屋では泣けない。 佳江さん自身も長女の入院で同じ経験をしており、その苦しさを痛感していました。
🌱 だからこそ、こどもホスピスが必要
重度障害児向けの短期入所施設はある一方、 小児がんや難病の子どもが安心して過ごせる場所は北海道にほとんどありません。
佳江さんは病児の家族からの相談を受け、 重度障害児向けのショートステイに「遊びに来てもらう」形で対応したこともあったそうです。
「病気の子どもにも外出する楽しみ、家族にも一息つく時間が必要だ。」
この言葉に、さっぽろこどもホスピスの本質が詰まっています。
🏡 2028年、札幌にこどもホスピスを建設へ
さっぽろこどもホスピス推進協議会は現在、2028年に札幌市内での建設を目指して準備を進めています。
佳江さんはこう語ります。
「当事者の声が何より大切。これなら使いたいと思ってもらえるものを目指したい。」

さっぽろこどもホスピス内の開放的でおしゃれ、居心地が良さそうなインナーパークイメージ図
アットは、代表である運上昌洋さんの家族が抱えてきた経験を通じて、 「障害のある本人や高齢者、病気を抱える本人と家族の負担を軽くする社会をつくる」という想いを強く共有しています。
さっぽろこどもホスピスは、 北海道の病児家庭にとって、これまで存在しなかった“希望の灯”になるはずです。
アットも福祉用品の販売や日常生活用具を利用した住宅改修を通して、近隣地域の方々の希望の灯とまではいかないまでも一助となれれば――
そんな想いを胸に、日々の仕事に向き合っています。

