日常生活用具給付制度は、身体的な制約を抱える方々がより快適で安全な生活環境を整えるための支援制度です。この制度を利用することで、お客様の住宅を、例えば車椅子の利用者だけでなく、高齢者、障害のある方、またはその他の身体的な制約を抱える方々にも適したバリアフリーな環境に改修することができます。
具体的には、住宅改修によって階段昇降の補助設備、ドアの幅を広げる、浴室やトイレのアクセス性を向上させる、手すりの設置など、さまざまな改修工事が行えます。これらの改修は、居住環境をより快適で安全なものにし、日常生活の質を向上させるのに役立ちます。
この制度を利用することで、お客様の生活環境を改善し、日常生活をより快適にし、安全な状態を維持できるようになります。
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日常生活用具給付制度って何?
日常生活用具給付制度はすでに利用されている方なら お分かりだと思いますが、高齢者や身体障害者、難病患者指定の方々の日常生活を支援するために必要な用具や設備を提供する制度です。この制度により、高齢者や身体障害者の方々の生活の質を向上させ、自立した生活を送るのをサポートします。具体的な例としては、車椅子、手すり、バリアフリーな浴室設備などが挙げられます。この制度を利用することで、必要な支援を受けるための費用負担が軽減され、安心して日常生活を送ることができるようになります。
高齢者の方の場合はケアマネージャーの力量にもよりますが介護保険(優先的に適用されるため)のみを利用することが多いです。でも実は併用することも可能です。その辺りについては担当のケアマネージャーの方に確認してみることをお勧めします。
日常生活用具給付制度を利用した住宅改修・どんな改修が出来るの?
日常生活用具給付制度は自治体(市町村)主体で実施されていて、以下のような住宅改修に対して給付されます。給付額は20万円までで自治体によっては20万円以内で複数回利用できる場合もありますので、そこは担当のケアマネージャーさんにご確認いただければと思います。
日常生活用具給付制度を利用した住宅改修例
日常生活用具給付制度では木製手すりや浴室手すりの取り付け、トイレの改修、スロープの設置、段差の解消、押戸などから引き戸への変更、浴室改修などを行うことができます。
階段やトイレに木製手すりの取り付け
浴室に手すりの取り付け
屋外手すりやスロープの設置
お部屋間の段差を解消してバリアフリー化
お部屋やトイレのドアを引き戸に交換、高さの低いトイレ本体を立ち座りがしやすい高さのあるものに交換
日常生活用具給付制度を利用した住宅改修の給付要件
日常生活用具給付制度を利用した住宅改修の給付要件は下記の通りです。
①次のいずれかの要件を満たしている者
- 下肢、体幹機能障害又は乳幼児期以前の非進行性の脳病変による運動機能障がい(移動機能障がいに限る)の障がい程度が3級以上である身体障がい者(児)であって学齢児以上の者
- 特殊便器への取替をする場合に限り、上肢障がいの程度が2級以上の身体障がい者(児)であって、学齢児以上の者
②難病患者等であって、下肢又は体幹機能に障がいがありADL「歩行」が「一部介助」又は「前介助」の者